寿司を塩で食うな

非キラキラ大学生2人の楽しい日記

れいぽんメシ 抽象化するカップラーメン編

こんにちは!れいぽんです。

みなさん、カップラーメンは好きですか?

れいぽんは大好きです。ものすごく好きです。大好きすぎて、去年の10月くらいから今年の3月上旬までおよそ5か月、カップラーメンを食べ続けていました。

 

カップラーメン―それはれいぽんにとって特別な食べ物でした。

 

そこそこきちんとした家で18年間大切に育てられたれいぽん。高校生までは、毎日栄養の整った健康的なおかずが何品も並ぶ健全な食卓で、健全すぎる食事をとっていました。

そんな箱入り娘れいぽんの憧れは、不健康食品の代名詞、カップラーメンだったのです。「食べるとがんになる」「栄養なんてこれっぽっちもない」…。数々の言葉で母に罵倒されていたカップラーメン。それはれいぽんにとってワルくてカッコいい反骨の食べ物でした。

 

2017年の春、れいぽんは晴れて大学生になり、一人暮らしを始めました。完全なる自由を手に入れたれいぽんは、さっそくカップラーメンを食べるようになりました。憧れの、反骨の味。美味しい!。カップラーメンって簡単で旨いし、最高の食べ物じゃないか。そう思っていました。とはいいつつ、一人暮らし頑張っちゃうぞ~☆という気持ちもあったので、自炊とかもしていました。カップラーメンの頻度は週一くらいだったと思います。

しかし、4月、5月、6月と時がたつにつれて、れいぽんの生活は崩壊していきます。夏休みが明けた10月頃には、一人暮らしは完全に破綻を迎えていました。そして生活が破綻していくに従って、食事に占めるカップラーメンの割合はどんどん上がっていきました。

 

10月~3月では、ほとんど自炊をせず、食事の6割ほどをカップラーメンで済ます生活になりました。来る日も、来る日もカップラーメンを食べ続けました。主に食べていたのはどん兵衛の蕎麦とうどん(ラーメンじゃないけど…)で、その二つをひたすらローテーションしていたと思います。

 

毎日カップラーメン。「今日カップラーメンを食べた。もちろん明日も食べるだろうし、昨日も食べた。」そんな生活でした。

 

そうした中で、カップラーメンはれいぽんの中でどんどん意味を失っていきました。単純に言うと、食べ過ぎたのです。もう、カップラーメンは、反骨の食べ物でもなく、憧れでもワルくてカッコいいものでもなく、ただの食料になり下がりました。カップラーメンを食べても、何の感情も湧かない。食べても、ただお腹を満たすためだけの空しい炭水化物の味がするだけになりました。カップラーメン=お腹を満たすためだけの手段。れいぽんの中でカップラーメンは「食べ物」として抽象化されてしまったのでした。

 

みなさん、同じものをずっと食べ続けるのは止めましょうね。どんなに好きな物でも、もう慣れとか飽きを超越した「抽象化」が起こるので。れいぽんはこの経験から本気で改心して、今年の四月からは自炊を始めようと決意しました。

 

まあ、「いや~半年カップラーメンばっかり食べ続けるとマジで抽象化するで~ww」という他人が言えないようなエピソードトークができるようになったので、いい経験ではありました。他人のしないような経験がしたい人は好きなものを半年ぐらい食べ続けてみてください。新たな境地が見えてきます。

 

おわり