こじらせクソ童貞から見た#MeToo
こじらせクソ童貞の弥太郎です。
#MeToo運動ってご存知ですか？知らない人のためにWikipediaのリンク貼っときますね。
さて、自分はこういう問題について「セクハラする奴は全員ゴミ！」とか「俺はこんな性差別を受けた！謝れ！」とか言う予定はない(自分もいつのまにかセクハラをしてる可能性が十二分にある以上大口は叩けない)。が！思ったことを言う権利くらいはあるので哀しい話をしたいと思います。
セクハラされる(かもしれない)側として
れいぽん「童貞ははあちゅうの童貞いじりについてどう思うの？」
確かに。童貞なので童貞といじられることがあるかもしれない。童貞いじりに関して思うことは簡単。「まだ」してもいいよ！
というのも、僕はまだ19じゃないですか。しかもまだ大学生じゃない。この時点での童貞orNOTって、大半が環境で決まるもんじゃないですか。自分のせいとは言えない。しかも周りも童貞ばっかり。まだ余裕。
でもこのまま馬齢を重ねるとある問題が生じる。大人になると環境は自分で決めれるし、周りに童貞が一人、また一人いなくなっていく。気付けば周りは既婚者子持ちの合唱団。取り残された自分は親からの早く孫が見たいのヴェクサシオン。そんな状況で童貞いじりをされたら多分数日後にはレクイエム。恋愛に指揮者はいない…
詰んだ。イケメンになりてえ。
外に出ても出会いが見当たらないので家に引きこもってますね。
セクハラする(かもしれない)側として
Twitterを開けば嫌でも#MeTooと書かれた糾弾ツイートを見かける、そんな時期に自分は戸惑っていた。何故かというと自分が女性との関わりがほとんどないこじらせクソ童貞だから。
#MeTooでは女性から見た「(文脈が不透明な)禁忌肢」ばかりが列挙され、「正解」が載っていない(対人関係なので当たり前なのだが)。これは何を意味するか。身動きが取れなくなるのだ。
もし自分がクソ童貞でもこじらせてさえいなければなんとかなる。ところがどっこい、こちとらこじらせクソ童貞、周りに女性がいないので自分の考えた「正解」を実践する機会もない。「禁忌肢」だけが頭のデータベースに蓄積する。しかも糾弾される「禁忌肢」は人それぞれ。確認できない「正解」のスペースはどんどん狭められていく。結果、女性と接していないのに、女性と接していないから、女性と接せなくなる。こんな哀しい負のスパイラルあるか。
しかも、だ。セクハラか否かは、「何をしたか」以上に「誰がしたか」が大きく影響してくる。自分が女性の肩を叩いたら捕まるが斎藤工なら不倫しても大丈夫。
詰んだ。イケメンになりてえ。
僕はもう自分の中で勝手に築きあげた「女性」のために家に引きこもってますね。
